ついにBuckling Springキーボードに手を出してしまった
ASUSの安PCについてきた安キーボードがイケてなく…時々 [2]-[W]-[S]-[X] の縦一列が反応しなくなる事態が頻発しており、特に「S」なんて日本語だろうが英語だろうがコマンド文だろうがすごくよく叩くのでキーボードの買い替えを前々から検討してました。で、今日着いた!!!
やっぱりキーボードはよく叩くし、今の仕事の関係では自室からのシェル作業もある時はある、という前提から若干値は張ってもいいと思ってCherry黒軸かALPSかなぁ…と思ってた時に「そーいえば昔のIBMのBuckling Springキーボードって使ったことなかったハズ…」と思い…ぽちってしまいましたw
(Buckling Springって何ぞやという方はIBM バックリングスプリング 5576-A01,5576-003,101Enhancedを見るととても分かり易く紹介されています)
ぽちったのはUNICOMPのEndura Pro White Buckling Spring USB。UNICOMPは元はIBMのキーボード部門だったらしく、分社化等を経て今に至る関係で昔と同じ金型らしい。その代わりキートップのヒケとかバリに影響しているらしいけれど…。今のところ気になってはいない。
ある意味すごいのが、今生産されているモデルなのでちゃんとUSB接続ということ、それとEndura ProはTrackpointが付いていること。ということでデスクトップが広く使えるよ! ← 104キーボードで何を言う
ただIBM → LenovoのTrackpointに比べると出来は数段落ちるように感じるかな。速度が早めに設定されていること、Trackpoint II相当なのかソフトリムを乗せると飛び出すぎてて [G][H] を打鍵するときに邪魔になること、マウスボタンが1ボタンのことが不満。ひょっとしたらクラシックドームに戻すかも。てか付いてるクラシックドームもケバケバのないタイプだから本当にTrackpoint IIを思わせる。
その代わり打鍵感は快楽的な気持ちよさを感じるレベル。指を乗せたくらいではびくともしない抵抗感、にもかかわらず押し下げると途中からしっかり軽くなるクリック感、何より昔ながらのガシャガシャした打鍵音。板バネではなくメンブレンなのが心配ではあるけど普段使いの文房具としては快感。
ただしオフィスではうるさくなるので使えないという問題もある。両刃の剣。素人にはお勧めできない。Realforceにしましょう (日本ではRealforce使ってた)。
ちなみに自分の中でのキーボードのベンチマークはIBM 5576-001でこちらはメカニカルスイッチ。PS/55についてきたやつで、DOS文書プログラム用の変態キーが沢山ついていたり滅茶苦茶重たかったりビープ音用のスピーカーが内蔵されていたりとかなりの変態。機構もコイルスプリング + 板バネという、これまた他の例を知らない変態であるものの打ち心地は最高。機構を見るだけでも面白いですよ。
追記というか蛇足
- Macユーザ向けに、なんとSpacesaver Mと製品もあり、「IBM技術のMacキーボード」というド変態も可能、ただしTackpointはついていない…
- Custom Keyboardを見るとJapanese 106もある…! あとDVORAKも選べる
- ひょっとするとカスタマイズの依頼で「Mac配列の日本語、Trackpointつき」なんてのもできるんだろうか…?
- うわ、Sun配列もある…!